ツクイヨシヒサの「必筆!仕事人」

マンガ評論家&ライターのツクイヨシヒサによるブログです。酸っぱいブドウの酸っぱさについて、主に語っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

2009年10月

あだち充マンガの雑学(2)

あだち充マンガの雑学(2)
【上杉達也のライバルたち・全国編】



『タッチ』では、光北学園以外にも、
日本一を狙う甲子園のライバルたちが登場していました。


大会前、達也に挑戦状を叩きつけた猛者たちは、以下の通り。
モデルになった(であろう)高校名とともに一覧にしてみます。

●池山田高校・小島高志 ……チーム打率4割3分の強力打線を牽引する4番。
              学校名は、やまびこ打線の池田に、青森山田をプラスか?

●法海大六高校・村内  ……自ら「新聞でみたことあるだろ?」というほどの有名人。
              学校名は、おそらく法政二+東海大五。

●圧商学園・半沢    ……甲子園最多出場を誇るチームのエース。防御率0.43。
              ここは松商学園でキマリでしょう。

●尾知商業・桐山和彦  ……地区大会で三打席連続ホームランを放ったスラッガー。
              モデルは高知商業でしょうね、たぶん。



なかなかスゴそうなメンツですが、
残念ながら彼らも以降、1度も登場しません(笑)。


達也に「とても覚えきれん……」と言われるだけの存在でした。





やっと小さな書店でも、見かけるようになりましたよー。

あだち充マンガの雑学(1)

あだち充マンガの雑学(1)
【『タッチ』最強の高校・光北学園とは?】


今回の本のなかには盛り込めなかったネタを
定期的に思いつくまま挙げていこうかなー、と。


まずは『タッチ』に登場する「光北学園」の話から。

この学校は、新田明男率いる須見工を春・夏連続で破り、
甲子園連覇を果たしているという、本作最強の高校です。


でも、登場しません。


この学校のせいで、須見工は春・夏連続の準優勝に終わっています
(しかも、春の選抜はスリーランを打った新田が
 9回裏にサヨナラ・エラーをして「4×-3」)。


でも、登場しません。


達也たち明青学園が甲子園初出場を果たした、3年夏には
なんとこの光北学園と1回戦で激突することにっ!


、、、なっても、マンガのなかでは華麗にスルー!!

(ちなみに、3年夏の甲子園において、新聞の評価は、
 明青学園が「攻撃力B 投手力A 守備力B、総合B」に対し、
 北光学園は「攻撃力A 投手力A 守備力A、総合A」でした)



野球マンガなのに、最強の敵を出さないって、
ホントーにあだち充っぽいというか、何というか。。。



でもね、じつはこの光北学園。
たった1コマだけ、選手が描かれているシーンがあるんですよ。

春の選抜の閉会式の1コマなんですけど、
整列する光北学園と須見工の選手たちの前を
光北学園のキャプテン(らしき人物)が歩いている、
というシーンがあるんですね。

そこから、かろうじてわかる情報としては、

・帽子の色は白である(マークは「K」)。
・胸に「光北」と書いてある。
・アンダーシャツもストッキングも白。

以上。



「以上かよっ!」と思わずツッコミたくなりますが、
本当に文字通り、この「1コマ」しか登場してないんですよ。

もし、あだち充版『大甲子園』があったら、ぜひどんな高校なのか描いてほしいです。


高校名は、おそらく東北高校と光星学院を合わせたものだから、
東北地方のどこかから、代表として出場してくることになるのかな?






絶賛発売中です。
なかなか好調みたいなんで、うれしいです。

新刊『あだち充は世阿弥である。』が発売

いつもツクイのブログをご覧いただいている皆様、こんにちは。

そうでもない人、ホニャニャチワ。 ( ・ω・ )/


えー、今回はね、珍しく宣伝なんですよ。


10月9日(金)から全国書店ほかにて、

ツクイヨシヒサ著

「あだち充は世阿弥である。
  ──秘すれば花、『タッチ』世代の恋愛論」


(飛鳥新社刊/定価1200円+税)

が発売になります。



  


サワヤカで切ない、あの「あだち充の世界」を
三十路過ぎのライターが暑苦しく語るという
いろんな意味で意欲的な一冊となっております
(一部、表現に語弊が含まれています)。



一応、公式の内容紹介も下記に掲載しておきますね。

個人的にかなり頑張って作った、思い入れのある本なので、
ご興味のある方はぜひご一読いただければと思います。m(_ _)m



【内容紹介】
『タッチ』、『みゆき』、『ナイン』、『ラフ』、『H2』……あだち作品は<草食男子時代>到来の予言書だった!


これまで深く議論されてこなかった国民的マンガ家・あだち充の作品世界を独自に分析し、その影響を強く受けて育った『タッチ』世代の独特の恋愛観・人生観を読み解く。


・謎を解くカギはすべて、マンガの中にあった。
 キャラクターがみんな「同じ顔」なのはなぜ?
 作者が頻繁に作中に顔を出すのはなぜ?
 南ちゃんが女性読者に好かれないのはなぜ?
 ダメな達也がオンナ心をつかむのはなぜ?
 『タッチ』とBOØWYの意外な共通点とは?
 など。

・『タッチ』世代とは?
10代のもっとも多感な時期に『タッチ』を始めとするあだち充のマンガ作品と出会い青春を過ごした、主に1967年から77 年生まれの男女を指す。この世代にとって、あだち充の一連の名作との邂逅は、世代を通じた共通体験であり、そこで描かれた世界観は、意識するしないにかか わらず、確実に、われわれの血となり肉となっているはずだ。(--本書より)
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【 ツクイヨシヒサ 】


マンガ評論家&ライター。1975年生まれ。書籍、雑誌、ムック、インターネットなどで活動。

●ツイッターはこちら↓ https://twitter.com/tukui88

●執筆・取材・講演依頼等のお問い合わせは、下記の【メッセージ】フォームよりお気軽にどうぞ。ご意見・ご感想もお待ちしています。

●著書「あだち充は世阿弥である。──秘すれば花、『タッチ』世代の恋愛論」(飛鳥新社)発売中。

  


●編著「ラストイニング 勝利の21か条 ─彩珠学院 甲子園までの軌跡─ (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)」(小学館)発売中。

  


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