ツクイヨシヒサの「必筆!仕事人」

マンガ評論家&ライターのツクイヨシヒサによるブログです。酸っぱいブドウの酸っぱさについて、主に語っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

2012年05月

【兵法黙示録ソンシ・計篇】まとめ2

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計篇の続きです。


【兵法黙示録ソンシ・計篇2-1】 もし将軍が、こうしたソンシの考えに従うのであれば………留任っ! 勝利を確信した上での…………強気の留任っっ!!(将聴吾計、用之必勝、留之)


【兵法黙示録ソンシ・計篇2-2】 だがしかし! 残されている……万が一の確率で…。選択肢……従わないという選択肢……。ならば……クビ…! 即解雇! 即リストラっ! 敗北前に……将軍…全員…………内閣総辞職っ!!! (将不聴吾計、用之必敗、去之)


【兵法黙示録ソンシ・計篇2-3】 その上で、己の有利を計算し、出兵したのであれば……追い風っ! 勢いという名の追い風っ!! 背中を押しまくる……フォローウインドっ!! 出陣後の外謀とすべき風っ!!(計利以聴、之為之勢、以佐其外)


【兵法黙示録ソンシ・計篇2-4】 勢いとは詰まるところ、応変さ! 臨機の応変さ! 有利な状況に基づき、自在に相手を動かしながら、対処することに他ならないっ!!(勢者因利而制権也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇3-1】 戦いとは……相手の裏をかく行為っ! 偽り、騙し、陥れる……ただそれだけっ! ゆえに……装うっ! 強くても弱者を……っ! 勇敢でも臆病を……っ!! 演じ続けるっ!!!(兵者詭道也、故能而示之不能、用而示之不用)


【兵法黙示録ソンシ・計篇3-2】 近づけば遠く……遠ければ近くにいると…思わせる……。相手が利を追うなら…誘い出し……、混乱していれば…奪う……。(近而示之遠、遠而示之、近利而誘之、乱而取之)


【兵法黙示録ソンシ・計篇3-3】 戦力が充実していれば…防御に徹し……、敵わないときは…すぐさま逃げる……。頭に血が上っていれば……焚きつけ、謙虚な姿勢ならば……驕り…たかぶらせる。(実而備之、強而避之、怒而撓之、卑而驕之)


【兵法黙示録ソンシ・計篇3-4】 安楽に身を委ねるなら……疲労させ、……結束しているなら、分裂させる。……相手の準備がおろそかな場所を攻め、予想だにしない箇所を……突く。(佚而労之、親而離之、攻其無備、出其不意)


【兵法黙示録ソンシ・計篇3-5】 それこそが……ソンシ流の勝ち方っ! 臨機応変さによる、勢いの勝利っ!! 「これだけやっておけば絶対安心……」などという、甘く、幼稚な……都合のよい〝必勝法〟など皆無っ! 存在しないっ!!!(此兵家之勝、不可先伝也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇4-1】 そもそもっ! 戦いに至る以前っ! 勝利の確信を得たる理由は…………高いからっ! 率がっ! 勝利する率がっ!! 己の力で勝利をもぎ取る…………〝勝算〟がっ!!(未未戦而廟算勝者、得算多也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇4-2】 逆に……。得られなければ負ける…………勝利の確信……。脳裏を支配する……敗北の予感……っ! 足りないっ! 勝ちへの積み上げ……っ!! ────不足っ! 〝勝算〟不足っ!!!!(未戦而廟算不勝者、得算少也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇4-3】 勝利を計算し、高ければ勝ち、低ければ負ける…………。真っ当、至極真っ当! バカでもわかる……単純計算っ!! 万が一……〝勝算〟が1つもないなら、これはもう……骨頂っ!! 愚の骨頂っ!!!(多算勝、少算不勝、而況於無算乎)


【兵法黙示録ソンシ・計篇4-4】 そこまで考え、計算すれば…………わかるっ! 勝敗の行方……事前に察知することも……まずまず、可能っ!!(吾以此観之、勝負見矣)

【兵法黙示録ソンシ・計篇】まとめ1

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twitter のほうで、ヒマなときに更新している
『孫子の兵法』のお遊び超訳【兵法黙示録ソンシ】を
ブログにちょっとまとめ置き。


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-1】 ソンシ、断言! ──戦争……それは…大事、国家の大事! 決まる……民草の生死が! わかれる……国家の存亡が! ゆえに熟慮っ!! よくよくの熟慮っ!!!(孫子曰、兵者国之大事、死生之地、存亡之道、不可不察也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-2】 求められるのは計測力! 5つのモノサシによる計測力っ! 不可欠なのは比較力! 7つの目算による比較力っ! そこから浮かび上がる……リアル! ……何ぴとにも否定できない…圧倒的な…………現実感っっっ!!(故経之以五事、校之以計、而策其情)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-3】 5つのモノサシとは……すなわちっ! 第一に「道」、第二に「天」、第三に「地」、第四に「将」、第五に「法」。この5つに……他ならないっ!(一曰道、二曰天、三曰地、四曰将、五曰法)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-4】 第一の「道」とは……支配者と、民衆の思惑をシンクロさせること! これさえ成功すれば、誰も……もう疑わない! 心酔……っ! 信じる……愚民の群れは……死ぬまで…………信じ切るっ!(道者令民興上同意也、故可以興之死、可以興之生、而不畏危)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-5】 第二の「天」とは……言わばタイミング! あまねく自然の摂理を吟味し……計算し尽くした……素敵なタイミングっ!!!(天者陰陽寒暑時制也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-6】 第三の「地」とは……舞台! 勝負の舞台っ! 距離、険しさ、広さ、高さ…………さまざまな物理条件の果てに浮かび上がる…………絶望の荒野っ!!(地者遠近険易廣狭死生也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-7】 第四の「将」とは……人材! 天下の人材! 智力に長けた者、信念に生きる者、情に厚い者、勇猛果敢な者、厳格に徹しきれる者…………数多の負け犬たちを踏み越え……勝ち残ってきたっ! 選ばれし……大幹部っ!!(将者智信仁勇厳也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-8】 第五の「法」とは……ルール! どんな勝負でも…ゲームの大前提となる……絶対的な……取り決めっ…! 軍備、戦略、編成、用兵……すべてを計算し…守り抜くと決めた……鉄則っ!……勝利をたぐり寄せる、鉄の掟っ!!(法者曲制官道主用也)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-9】 それら5つのモノサシについて……もちろん熟知っ! 一軍の将であれば……誰でも熟知しているっ! だが……至らない。……理解するまでには至らない。……モノサシの本質……真の…価値まで…っ!(凡此五者、将莫不聞)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-10】 ゆえに…負ける! 負け続けるっ!! 気づかないまま敗北……負け続けるしかない……っ。帰結……あまりに…当然すぎる…………悲しい帰結っ!!!(知之者勝、不知者不勝)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-11】 理解し、勝利に酔う者たちは……熟考するっ! 7つの条件で……っ!! つまり────。どちらの君主が人気なのか、どちらの将が有能なのか、どちらの自然条件が有利なのか……。(故校之以計、而索其情、曰主孰有道、将孰有能、天地孰得)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-12】 法に厳しいのはどちらか、軍が強いのはどちらか……。兵の習熟度が高いのはどちらか……賞罰に公明正大なのはどちらなのか……。(法令孰行、兵衆孰強、士卒孰練、賞罰孰明)


【兵法黙示録ソンシ・計篇1-13】 決定…済み……っ! …この時点……このタイミングで……あらかたっ! 戦わずして……すでに…っ!! 勝敗は…………決定事項っ!!!!!(吾以此知勝負矣)


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あだち充・新連載『MIX』開始

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『ゲッサン』(小学館刊)2012年6月号が発売となり、
あだち充の新連載『MIX』の具体的な内容が明らかになりました。


舞台は、事前からの告知通り〝明青学園〟。

主人公たちは、まだ中等部に通っているという設定です。




気になるのは、やはり
表紙に掲載されている3人のキャラクターです。



男のコが2人に、女のコが1人。

しかも、男のコ2人は「運命の兄弟」あることが(予告のキャッチコピーから)判明済み。


……コレはもう、完璧に〝平成版『タッチ』〟じゃないかっ!?


誰もがそう思ってページをめくった次の瞬間、物語の中に
あるイレギュラーな要素が混じっていることに気づかされます。


とりあえず、第一話で明かされた彼らの名前と年齢をご紹介しておきましょう。


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立花投馬(たちばな とうま)/13歳

ピッチャーとしてスゴイ才能を持ちながらも、チーム事情によりサードを守る。
まあでも、名前に「投」って入っちゃってるからね……。


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立花走一郎(たちばな そういちろう)/13歳

表紙の恰好から一目瞭然、優秀なキャッチャーです。
ルックスも言動も、かなりクールな感じ。


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立花音美(たちばな おとみ)/12歳

明青学園中等部への入学式を翌日に控えた、本作の(たぶん)メインヒロイン。
第一話の最後で、「オン」という鳴き声を発する犬を近所からもらってくる。



というわけで、

「十中八九、幼なじみに違いねー!」

と思われた3人は、なんと

同じ名字を持つ〝兄妹〟なのでした!!


さらに、同年同月同日に生まれたにもかかわらず、

投馬と走一郎の2人は「双子ではない」

という事実も、第一話の中で明かされています。


こうした彼らの関係性のナゾは、両親の音美への呼び方にカギが隠されていると思います。

母・真弓が「音美」と呼んでいるのに対し、
父・英介は「音美ちゃん」と「ちゃん付け」をしています。

つまり、音美に対する2人の距離感が一定ではないのです。


おそらく音美は、投馬あるいは走一郎とは血がつながっておらず、
投馬あるいは走一郎は、父親の連れ子なのでしょう。


前回のエントリーで様々な憶測を巡らせたタイトルの意味ですが、どうやら

兄妹(主役とヒロイン)が『MIX』された家族の物語、

ということのようです。


う〜ん、そう来たかー。




   
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【 ツクイヨシヒサ 】


マンガ評論家&ライター。1975年生まれ。書籍、雑誌、ムック、インターネットなどで活動。

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●著書「あだち充は世阿弥である。──秘すれば花、『タッチ』世代の恋愛論」(飛鳥新社)発売中。

  


●編著「ラストイニング 勝利の21か条 ─彩珠学院 甲子園までの軌跡─ (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)」(小学館)発売中。

  


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