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『超合金の男 ー村上克司伝ー』(小野塚謙太著/アスキー新書)


オレはよく昔のアニメの話をするので、
「巨大ロボット好き」だと思われるんですけど、本当は違います。


オレは、、、、



「合体変型巨大ロボ」



が好きなんです!!  m9(`・ω・´)ビシッとな!


ここで「何が違うんだか、わかんねーよ」とツッコんだ方は、
この先はもっとわからない世界になると思うので、
とりあえず、また次回よろしくお願いします。 m(-_-)m ペコリ


というわけで、ロボット玩具「超合金」シリーズを手がけたことで知られる
トイ・デザイナー、村上克司氏の足跡を振り返った本を読みました、という話です。

この人のスゴいところは、
マジンガーZとかライディーン、ゴッドマーズなんかの合体変型ロボだけじゃなくて、
スーパー戦隊ヒーロー・シリーズや、宇宙刑事シリーズまで手がけているところ。

まんまオレの子ども時代は、この人の手のひらの上だったわけですね。わかります。


個人的に村上氏の関係した作品で、特に思い入れが強かったのは、
コンバトラーV、ギャバン、サンバルカン、ゴールドライタンあたりですかね。
前にブログで書いたレオパルドンも、
村上氏によるものだったらしい。。。ホントにスゴい人だ。
参考:http://tukui88.blog81.fc2.com/blog-date-200706.html

あとダンクーガがブームの最期の超合金だったというのも、これで知りました。
オレも最後に買ってもらった超合金がダンクーガでしたからね。


えっと、放っておくと話がどんどんマニアックな方向に進みそうなので、
一応、本の話をまとめておくと、村上氏の「功」はもちろんなんですけど、
「罪」のほうにもキチンと言及しているところがよかったですね。

というのも、村上氏っていうのは、一方で
「子どもにオモチャを売るためにアニメを利用したA級戦犯」
みたいに言われることがあるんですね。

その反対がヤマトや、ガンダムや、エヴァンゲリオン。
テーマが先にあって、それが素晴らしかったから関連商品が売れた。
だから、硬派なアニメファンはこっちを評価すべきだ。
そんな流れがあったわけです。

でも、この本を読むと、
村上氏が持っている子ども向け玩具に対する哲学や、
1人のデザイナーとしての矜持がよくわかります。

リンゴやスペースシャトルを作った人の話も勉強になりますけど、
超合金を作った男の話も、なかなか捨てたものではないのです。