──なぜ高校球児の帽子はあれほど曲がっているのか?──




この大いなる命題について、これまで深く語られたことはあまりなかったように思います。

でも、疑問に思った人はたくさんいるでしょう?

プロ野球もメジャーリーグも、普通にかぶっているのに、
なぜ高校球児だけがあれほど異様に帽子を変型をさせているのか。。。

今回はそのナゾに迫ってみようと思います!(祝・高校野球シーズン到来!!)



まず前提となるのが、あの高校球児の帽子に対するこだわりは、
オシャレであってオシャレではない、ということだと思います。

例えば、巨人のクルーン投手が、B系っぽく帽子を斜めにかぶるのは、
時代を意識したオシャレと言えるかもしれませんが、
高校球児のそれは根本的に意味合いが異なるんじゃないかと。

あれは流行り廃りのオシャレではなく、
言ってみれば 伝統的な「様式美」 みたいなモノだと思うんですよね。


高校野球の世界で帽子の形を整えることを
俗に「カタを作る」と言います。

この「カタ」にはある一定のフォーマットのようなモノが存在します。


言葉だけで説明するとややこしくなりそうなので、↓下に図解しますね。


【図解「野球帽の〝カタ〟」】

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すみません、いま机のスミで書いただけなのでテキトーです(笑)。

えっと、ポイントは「A」と「B」の部分ですね。


まず「A」の部分ですが、高校野球では一般的に
この前部分が 高く立ち上がっている状態 を良しとします。

実際には「A」の部分だけでなく、前面部全体を扇が開いたように高く立ち上げます。

帽子には上から見たとき、ラインによって6つにわかれている「六角」と、
8つにわかれている「八角」があるんですけど、
後者のほうがこの前面部の「カタ」がつけやすいので人気があります。


球児たちは、この前面部を立ち上げるという行為によって
自分たちの「強さ」をアピールします。

しかし、いったいなぜ 帽子を立てることが「強さ」のアピールになる のでしょうか。

問題はココです。


オレはこの点に関して「戦国武将の前立(まえたて)論」を唱えています。

前立というのは、武将が兜の額のところに立てている目印のようなモノです。

直江兼続の「愛」や、伊達政宗の「弦月(三日月)」なんかが有名ですかね。

あれは、つまり「オレは名のある武将だぞ!」というアピールをして、
見る者をビビらせているわけです。


同じように高校球児も、ああやって前面部を異様に立ち上げることによって自分を誇示し、
相手に「あの選手はタダモノじゃない!」「ウワサの傾奇者じゃね!?(ガクブル)」と
思わせようとしているんじゃねーだろか、というのがオレの仮説です(笑)。


まあ、大相撲の大銀杏でも、ライオンのたてがみでも、何でもいいんですけどね。

要するに、そういう威厳というか威嚇を感じさせる雰囲気があるので、
「強そう」「上手そう」「怖そう」というイメージが生まれるんじゃないかと。

で、それは究極的にブラウン管の向こうのファンはわからなくても、
目の前の対戦相手に伝わればいいわけです。



長くなってきたので、続きは後編で!