野球部あるある』(菊地選手著/白夜書房刊)



雑誌『野球小僧』の編集者であり、書籍『ラストイニング 勝利の21か条』の著者の1人でもある
菊地選手こと菊地高弘さん(肩書き長い!)が、ついに本を出しました。

その名も『野球部あるある』。


世界に類を見ない〝日本野球部〟のみに受け継がれる、
奇妙な慣習や独特の感性を「あるあるネタ」に昇華。

「特に誰もやる必要がなかった」という現実を
「これまでになかった独創的な発想」というフィクションに置き換え、
世に送り出されてしまった、野心あふれる一冊となっております。


「親に背番号を縫い付けてもらうが、貼る位置が下過ぎる」

「練習試合の前に勃発する『トンボ争奪戦』」


などが代表的なネタですが、

発売を記念して「個人的に笑いのツボだったベスト5」も発表しておこうと思います。



・第5位
 「一冬越せば楽しみと言われている選手が、
            冬場に故障している」

【選考理由】
行間から醸し出される「台なし感」がハンパない。



・第4位
 「野球部じゃない人が野球部のマネをする時、
  『バッチこーい!』と言うが、実際そんな言い方はしない」

【選考理由】
心から「あるなー!」と思ったネタ。
あれ、何て言ってるかなぁ。あえて文字にするなら「アーーーオイ」か。



・第3位
 「監督が『社会常識』について、とうとうと持論を説くが、
           それにしては監督自身が破天荒すぎる」

【選考理由】
時が経てば経つほど、「野球部の監督って変わった人が多かったなー」と思う。



・第2位
 「怖い先輩とキャッチボールすると
  『今のカーブどう?』などと聞かれるが、
           正直な感想が返せない」

【選考理由】
何であれ、投げたがるんだろうね!
「フォーク落ちた?」もよくあるわー。
どう答えるのが正解なのか、誰か教えてほしい。



・第1位
 「勝負所でベンチから『落ち着け!落ち着け!』と
      声を出している選手が一番落ち着きがない」


【選考理由】
一番笑ったので堂々の1位に。
ベンチの声出しは、本人が真剣だからこそ笑えるものが多い。




というわけで、ここに挙げた以外にも、必ず吹き出すネタ満載の『野球部あるある』。


ぜひご家庭に一冊どうぞ。