『ラストイニング』の32巻が発売されました。


夏の甲子園2回戦、打撃重視の初出場校・大豊高校との試合が描かれています。



見どころは何と言っても、彩珠学院のワガママ王子・日高をして
「打撃だけなら聖母より上かもしんねぇな」と言わしめた大豊の超重量打線と、
彼らを育てた九州の攻めダルマ・大友監督の采配です。

大豊という学校は一見、
振って振って振りまくる打線&豪放磊落な監督の組み合わせという単純明快なチームに見えますが、
その実、近代野球に相応しい、駆け引きと判断力を兼ね備えたクレバーなチームです。


そんな相手に対し、ひと筋縄ではいかない策士・鳩ヶ谷はどんな手を講じていくのか。
愛弟子とも言える八潮と、日高のバッテリーはどう対処していくのか。


気になる本編の中身については、コミックスで確認してほしいのですが、
個人的に「ふむぅ、ふー!」と鼻の穴を大きくしてしまったのは、以下の2点。


・八潮&日高のバッテリー(特に日高)が、
  完全に鳩ヶ谷から自立し、試合を支配し始めていること!

・鳩ヶ谷が、1点を追う6回裏・無死一塁の場面で、
  ランナーを走らせ、憤死させるという
   誰の目から見ても明らかな采配ミスを犯してしまうこと!





果たして、この2点が試合全体にどのような影響を与えていくのか!?


『ラストイニング』はホントに奥が深い!!
              (`・ω・´) ふむぅ、ふー!